ドラフトキングスが決算受け下落 スポーツ部門の不振が逆風との指摘＝米国株個別

（NY時間10:11）（日本時間00:11）
ドラフトキングス＜DKNG＞　43.99（-0.47　-1.06%）

　オンライン・スポーツカジノのドラフトキングス＜DKNG＞が下落。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高が若干予想を下回ったことと、ＥＢＩＴＤＡが予想を下回ったことが嫌気されている模様。ただ、通期ガイダンスでは売上高とＥＢＩＴＤＡの見通しを上方修正した。

　アナリストはスポーツ部門の業績不振が売上高とＥＢＩＴＤＡの逆風となったと指摘。同社株の次のテーマはフリーキャッシュフローと資本配分に焦点が当てられるだろうとも述べている。

　同社はまた、宝くじアプリ「ジャック・ポケット」を７億５０００万ドル相当の現金と株式交換での買収に合意したと発表したが、それについては「急成長する独占企業という投資ストーリーを複雑にする可能性があるが、既存事業が希薄化する可能性は低い」と述べている。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益：0.29ドル（予想：0.07ドル）
・売上高：12.3億ドル（予想：12.4億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.51億ドル（予想：1.77億ドル）
・月間ユニークペイヤー数：350万人（予想：344万人）
・月間ユニークペイヤー数の平均単価：116ドル（予想：120ドル）

（通期見通し）
・売上高：46.5～49.0億ドル（従来：45.0～48.0億ドル）（予想：46.9億ドル）
・粗利益率（調整後）：45～47％（予想：45％）
・EBITDA（調整後）：4.10～5.10億ドル（従来：3.50～4.50億ドル）（予想：4.21億ドル）

【企業概要】
　テクノロジーと分析に基づいた、スポーツファンのためのダイナミックなデジタルスポーツエンターテイメントとゲームを扱う。デイリーファンタジースポーツコンテスト・スポーツ賭博・iGaming等を通じて、ユーザーに楽しさと充実感を味わえる環境を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美