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東京株式(大引け)=141円安、一時600円超高も後場値を消し安値引け

株式 

 17日の東京株式市場は朝方は買いが先行し、日経平均は大幅高で3万6000円台に乗せたが、後場は値を消す展開となり、結局この日の安値圏で引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比141円43銭安の3万5477円75銭と続落。プライム市場の売買高概算は19億6260万株、売買代金概算は5兆2787億円。値上がり銘柄数は486、対して値下がり銘柄数は1114、変わらずは57銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方は円安進行を背景に主力ハイテク株中心に大きく買いが先行。前日の欧米株市場が総じて軟調な動きだったにもかかわらず、リスク選好の地合いで、寄り後も次第高。前場中ごろには600円を超える上昇で3万6200円台まで水準を切り上げた。しかし、その後は利益確定を急ぐ動きが表面化した。目先過熱感が意識されるなか、先物主導で売り優勢の地合いに変わり、日経平均は後場に入るとマイナス圏に沈んだ。途中戻り足をみせる場面もあったが、引けにかけて売り直され、ほぼ安値引けとなった。アジア株市場が全面安商状に売られたほか、米株価指数先物が軟調に推移したことも嫌気された。なお、売買代金は5兆2000億円を上回る記録的な活況相場となった。

 個別では、東京電力ホールディングス<9501>が下落したほか、ファーストリテイリング<9983>も冴えない。信越化学工業<4063>が値を下げ、任天堂<7974>、ソシオネクスト<6526>も売りに押された。富士通<6702>が安く、三菱重工業<7011>も水準を切り下げた。ヤマエグループホールディングス<7130>が値下がり率トップに売り込まれ、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が急落、Gunosy<6047>も急反落となった。

 半面、レーザーテック<6920>が大商いで上昇、川崎汽船<9107>も商いを膨らませプラス圏で着地した。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>も値を上げた。キーエンス<6861>が高く、伊藤忠商事<8001>、三井物産<8031>など総合商社も物色された。さくらインターネット<3778>がストップ高で買い物を残す人気となり、DDグループ<3073>も値を飛ばした。このほか、霞ヶ関キャピタル<3498>が活況高。

出所:MINKABU PRESS

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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