日銀「金融政策の多角的レビュー」に関するワークショップ ：非伝統的金融政策 「経済・物価への影響」

日銀「金融政策の多角的レビュー」に関するワークショップ

第1回「非伝統的金融政策の効果と副作用」
第4セッション：非伝統的金融政策
「経済・物価への影響」
非伝統的金融政策は経済・物価の押上げに対して、一定の寄与があったと評価
２０１３年のＱＱＥ導入以降、デフレではない状況を作り出すことに寄与したことが示唆
経済・物価等への副作用が指摘されているが、資本ストックの蓄積や、労働市場の改善は明確に進んでいる
ただし、貸出金利の低下は、金融機関収益の圧縮要因となっている
もっとも、インフレ率の押上げ幅は１％程度にとどまっている
中長期インフレ予想の変化、物価・賃金ダイナミクスなど、ここでは明示的に考慮していない他の要因について、理解を深め、総合的に分析する必要
（日銀の公表内容から抜粋）