続落、OPECプラスの追加減産の効果を疑問視=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=73.04(-1.03 -1.39%)
ニューヨーク原油の期近は続落。先週の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合で発表された追加減産によって、需給が引き締まっていくのかどうか不透明であるとみられていることが重し。OPECに加盟しているものの、生産制限のないイランは増産傾向にあるほか、OPECプラスに参加する予定のブラジルの生産量も増加傾向にあり、今回の追加減産の効果は不透明。米国は脱炭素社会の実現を推進している一方、原油生産量が過去最高水準で推移していることも供給過剰見通しを後押し。
時間外取引で1月限は75.03ドルまで戻りを試したものの、買い戻しは続かずマイナス圏で推移した。通常取引開始にかけてはプラス圏に浮上する場面はあったが、上値は重く、72.63ドルまで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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