アムコーが決算受け大幅安 第1四半期のガイダンスを嫌気 業界の軟化示す=米国株個別
(NY時間10:09)
アムコー<AMKR> 19.49(-0.95 -4.65%)
半導体のパッケージングや検査業務を行うアムコー・テクノロジー<AMKR>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。しかし、株価は冴えない反応。第1四半期のガイダンスを嫌気しており、1株利益、売上高ともが予想を大きく下回る見通しを示した。
アナリストは半導体業界の継続的な軟化と在庫圧縮による影響を指摘。「同社は第4四半期に堅調な業績を上げたものの、市場の動きがまちまちであることが見通しに影響している」と述べた。主要市場で在庫調整が続いていること、先端パッケージング新製品の立ち上げ時期が未知数であることを踏まえ、同アナリストは2024年度について、より保守的な見方を示している。目標株価も従来の36ドルから30ドルに引き下げた。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益:0.54ドル(予想:0.50ドル)
・売上高:18.2億ドル(予想:18.1億ドル)
・EBITDA(調整後):3.33億ドル
(10-12月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.32~0.49ドル(予想:0.63ドル)
・売上高:16.3~17.3億ドル(予想:18.4億ドル)
【企業概要】
米国・アジアなどの半導体の設計・製造・販売などを一貫して行う垂直統合型デバイスメーカー・製造施設を持たない半導体企業など向けに、半導体のパッケージング・検査業務を行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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