ダウ先物は小動き パウエル講演に注目 ネットフリックスが時間外で大幅高=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:53)
ダウ先物 33825(+19.00 +0.06%)
S&P500 4348.75(+6.50 +0.15%)
ナスダック100先物 15083.50(+58.25 +0.39%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小幅な値動きとなっている。本日は原油高は一服しているものの、米国債利回りの上昇が続いており、10年債は5%の大台に迫っている。そのような中で米株式市場は上値の重い展開が続いているようだ。
本日は日本時間の深夜1時頃にパウエルFRB議長のNYエコノミッククラブでの講演が予定されている。先週からのデータはインフレの粘着性が示されているにもかかわらず、直近のFRB幹部の発言に大きな変化は見られず、慎重姿勢を意識した内容となっている。
景気の先行き不安感、原油高騰、利回り急上昇など懸念事項が多く、足元のインフレはまだ根強いものの、これ以上の追加利上げに慎重になっている雰囲気を見せている。これまで実施した利上げの影響をしばらく確認したい意向とも思われ、議長の発言も同様の雰囲気になるのではとの観測も広がっている。
決算では前日引け後にテスラ<TSLA>とネットフリックス<NFLX>が7-9月期決算を発表していた。テスラは決算発表の際にサイバートラックについて言及。同社は待望のピックアップトラック「サイバートラック」を11月30日に投入する方向だが、マスクCEOはサイバートラックがキャッシュフローに大きく貢献するようになるには少なくとも1年半かかると警告。株価は時間外で冴えない反応を見せている。
一方、ネットフリックスは有料会員数が876万人増と数年ぶりの大幅増となり、一部顧客への値上げも発表したことから、時間外で大幅高となっている。
(NY時間09:03) 時間外
ネットフリックス<NFLX> 398.98(+52.79 +15.25%)
アップル<AAPL> 176.17(+0.33 +0.19%)
マイクロソフト<MSFT> 333.46(+3.35 +1.01%)
アマゾン<AMZN> 130.62(+2.49 +1.94%)
アルファベット<GOOG> 140.00(+0.72 +0.52%)
テスラ<TSLA> 227.00(-15.68 -6.46%)
メタ・プラットフォームズ<META> 318.53(+1.56 +0.49%)
AMD<AMD> 103.56(+1.39 +1.36%)
エヌビディア<NVDA> 427.50(+5.54 +1.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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