ダウ先物は上昇 米大手銀の決算にポジティブな反応=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:49)
ダウ先物 33895(+99.00 +0.29%)
S&P500 4389.50(+9.00 +0.21%)
ナスダック100先物 15309.25(-5.75 -0.04%)
米株価指数先物市場でダウ先物は上昇している一方、ナスダック100は小幅安。前日は9月の米CPIを受けて米株式市場は売りが優勢となっていた。米CPIはFRBの利上げ終了期待に水を差す結果となったが、市場は再び追加利上げ期待を高める雰囲気には至っていないようだ。
市場からは、「前日の米CPIは市場の利上げ終了期待を再調整したが、短期金融市場ではその可能性が依然として50%を下回っている」との指摘も出ている。
市場の関心は決算に移っているが、取引開始前にJPモルガン<JPM>やシティグループ<C>、ウェルズ・ファーゴ<WFC>の大手銀3行が決算を発表。時間外で株価はしっかりと推移しており、ポジティブな反応を見せている。純受取利息(NII)が予想を上回り、予想を上回る数字を発表していた。
来週以降に本格化する決算について市場からは楽観的な見方も出ている。「期待外れの企業も出るかもしれないが、大半の決算は投資家を上向きに驚かせると見ている。投資家は悲観的すぎる。われわれは企業は現在の事態を上手く切り抜けることができると考えている」といったコメントも出ている。IT・ハイテクと産業セクターに牽引され、株価は上昇で今年を終えると考えているようだ。
(NY時間08:59) 時間外
JPモルガン<JPM> 147.95(+2.14 +1.47%)
シティグループ<C> 42.66(+1.13 +2.72%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 41.18(+1.44 +3.62%)
アップル<AAPL> 181.00(+0.29 +0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 331.48(+0.32 +0.10%)
アマゾン<AMZN> 132.45(+0.12 +0.09%)
アルファベット<GOOG> 140.40(+0.11 +0.08%)
テスラ<TSLA> 258.57(-0.30 -0.12%)
メタ・プラットフォームズ<META> 323.60(-0.56 -0.17%)
AMD<AMD> 108.86(+0.07 +0.06%)
エヌビディア<NVDA> 469.38(-0.07 -0.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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