続落、米原油在庫の大幅増や米利回り上昇で=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=82.91(-0.58 -0.69%)
ニューヨーク原油の期近は続落。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が大幅に増加したことや、米消費者物価指数(CPI)を手がかりとした米利回り上昇が重しとなった。インフレ懸念が根強く、米国の長期債や超長期債の利回りが大きく上昇している。ただ、パレスチナを巡る緊迫感は払拭されておらず、下げ幅は限定的だった。
時間外取引で11月限は軟調に推移した後、買い戻しが強まった。通常取引序盤にかけて戻りを試すと85.20ドルまで上昇した。その後は再び売りが強まり上げ幅を消すと、82.31ドルまで下落し、今週の安値を更新。ただ、引けにかけては下げ幅を縮小した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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