ダウ平均は反落 明日の米雇用統計がどう決着を付けてくれるか結果待ちの雰囲気も=米国株前半
NY株式5日(NY時間13:31)
ダウ平均 32995.15(-134.40 -0.41%)
ナスダック 13157.45(-78.56 -0.59%)
CME日経平均先物 30960(大証終比:-60 -0.19%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。この日発表の米新規失業保険申請件数が堅調な雇用情勢を示したことで、米株式市場はネガティブな反応を見せている。今週は強弱まちまちな雇用指標に迷走している週だが、明日の米雇用統計がどう決着を付けてくれるか、その結果待ちの雰囲気も強い。
今月に入っても売り込まれている米株式市場だが、一部には値ごろ感を指摘する声も出ている。「投資家は米10年債利回りを引き続き注視している。FRBが高金利を維持でインフレとの闘いを継続するという兆候は数多くあるが、大半はそれをすでに織り込んでいる」との声も出ているようだ。
また、「最近の米国株の売りは広範囲に及び、S&P500構成銘柄のうち50日線を上回って取引されているのは僅か11%と、この1年以上で最低の割合となっている。過去1年半の間に何度か、同様の水準に達したときに株価が反転したことがある」との指摘も聞かれた。
いずれにしろ、明日の米雇用統計、来週の米消費者物価指数(CPI)、そして、来週の大手銀を皮切りに始まる決算を受け、11月1日のFOMCまでに米株式市場がどのような反応を見せるか注目される。
アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が下落。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、全体的に好調な数字ではあったものの、ビール事業について見解が分かれているようだ。売上高、出荷量とも堅調だったものの、粗利益率が51.4%と予想を下回ったことが重しとなっている模様。
コンステレーション<STZ> 240.38(-8.98 -3.60%)
アップル<AAPL> 174.01(+0.35 +0.20%)
マイクロソフト<MSFT> 316.36(-2.60 -0.81%)
アマゾン<AMZN> 125.46(-1.54 -1.21%)
アルファベットC<GOOG> 135.91(-0.37 -0.27%)
テスラ<TSLA> 259.16(-2.01 -0.77%)
メタ・プラットフォームズ<META> 302.74(-2.84 -0.93%)
AMD<AMD> 102.29(-1.78 -1.71%)
エヌビディア<NVDA> 444.84(+4.43 +1.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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