米10年債利回りは上昇 FOMCでタカ派な雰囲気が広がる=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)
2年債 5.165(+0.075)
10年債 4.393(+0.034)
30年債 4.436(+0.012)
期待インフレ率 2.356(-0.018)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。午後になってFOMCの結果が公表され、政策金利は予想通りに据え置かれた。今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、年内1回の追加利上げの可能性を示唆したほか、2024年は年末までに5.00-5.25%を見込んでいだ。6月は2024年末までに4.50-4.75%まで利下げを予測していたことから、上方修正された格好となっている。
市場にはタカ派なムードが広がり、米国債利回りも上昇。その後にパウエルFRB議長の会見が始まるとタカ派ムードが広がっている。議長は「引き締めは慎重に進める」と述べたものの、追加利上げに前向きな姿勢を堅持していた。
2-10年債の利回り格差は-77(前営業日:-73)と逆イールドは再び拡大。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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