続落、年内の米追加利上げ警戒感の高まりが重し=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=89.66(-0.82 -0.90%)
ニューヨーク原油の期近は続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を手がかりに年内の追加利上げが意識されたことが相場を圧迫した。ドットプロットでは0.25%の追加利上げの可能性が示されたほか、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長も追加の金融引き締めがデータ次第ではあり得るとの態度を維持した。米エネルギー情報局(EIA)の週報では原油在庫が減少したものの、特に材料視されず。米製油所稼働率は91.9%まで低下しており、時期的に定期改修に入る製油所がさらに増えるとみられている。
時間外取引で11月限は88.97ドルまで下落。通常取引開始後は買い戻しが優勢となり、一時プラス転換すると91.07ドルまで上げた。ただ、引けにかけては再び売りが優勢となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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