IEA、24年の世界石油供給見通しを上方修正
国際エネルギー機関(IEA)はこの日発表した月報で、2024年の世界石油供給量の見通しを上方修正する一方、需要見通しは下方修正した。石油市場の需給がより均衡し、石油価格が抑制される可能性を示唆している。
来年は石油供給量が日量150万バレル増加する見通しで、先月の予想より日量30万バレル引き上げられた。これは、米国、ブラジル、ガイアナでの増産が、ロシアやサウジアラビアによる減産を相殺するとの予想による。
また、来年の石油需要は日量100万バレル増加するとの見通しを示した。これは2023年の需要増加の約半分であり、先月の予想よりも日量10万バレル少ない。

執筆者 : MINKABU PRESS
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