中国 9月からドローンの輸出を規制へ、対米報復措置の一環か きょうからゲルマニウムなど希少金属の輸出規制実施

中国　9月からドローンの輸出を規制へ、対米報復措置の一環か　きょうからゲルマニウムなど希少金属の輸出規制実施

中国政府はドローンとその製造に使用される特定の部品の輸出を規制すると発表した。

中国共産党中央軍事委員会を含む政府機関は、9月1日から特定クラスのドローンとそのエンジン、赤外線画像機器を許可なく輸出することは認めないと発表、ドローンの出荷制限は最長2年間有効となると説明した。民間用ドローンが軍事目的で使用されるリスクが高まっているとの懸念を示した。

中国当局は特定の国を標的にはしていないと説明しているものの、バイデン米政権による対中半導体規制に対する報復措置の一環と思われる。
中国政府はきょうからゲルマニウムとガリウムの輸出規制を実施する。

米商務長官は今月下旬にも北京を訪問する計画だとの報道が伝わっている。ブルームバーグによると、半導体規制を巡り中国商務省と協議する可能性のもよう。