米10年債利回り急低下 米雇用統計が利下げ期待と景気後退への懸念を高める=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:37)(日本時間05:37)
米2年債 3.511(-0.077)
米10年債 4.082(-0.079)
米30年債 4.765(-0.089)
期待インフレ率 2.376(-0.014)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは急低下。一時4.06%まで低下する場面も見られた。この日発表の8月の米雇用統計が弱い内容となったことで、FRBの利下げ期待とリセッション(景気後退)への懸念を高めた。
短期金融市場では今月の利下げの確率を完全に織り込んだほか、9月を含めて年内3回の利下げの確率を80%超まで引き上げている。一部からは、9月の0.50%ポイントの大幅利下げの可能性も指摘されていた。
2-10年債の利回り格差は+57(前営業日:+57)と変わらず。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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