反発、一時80ドルの節目を突破=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=80.09(+1.31 +1.66%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.23から1.31ドル高。その他の限月は0.24から1.17ドル高。
供給不足見通しが相場を押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)プラスが生産量を削減していることで、今年後半の需給が引き締まっていくと期待されている。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、米利上げ見送り観測が高まるなかで、4-6月期の米国内総生産(GDP)・速報値が前期比年率+2.4%と堅調だったことも支援要因。金利負担の拡大による景気後退や需要下振れ懸念から意識は離れている。
時間外取引から9月限は堅調。通常取引開始後は80.60ドルまで上昇し、中心限月として4月19日以来の高値を更新した。ただ、上げ一服後は押し戻され、80ドルを下回って推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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