空飛ぶタクシー２社が続伸 規制当局の認証への期待＝米国株個別

　空飛ぶタクシーと呼ばれる電動垂直離着陸（ｅＶＴＯＬ）航空機を手掛けるジョビー・アビエーション＜JOBY＞とアーチャー・アビエーション＜ACHR＞がともに続伸。アナリストは両社が規制当局の認証を受けるのに最も近いと見ていると述べていた。アナリストはジョビーの目標株価を８ドル、アーチャーを９ドルに設定している。ジョビーにはトヨタ自動車＜7203＞が約４億ドルを出資。

【企業概要】
＊ジョビー・アビエーション
　電動垂直離着陸機を研究開発し、都市の混雑の緩和と、持続可能な交通手段への移行の加速に取り組む。電動パワートレインによる低騒音で、パイロットと乗客数名を輸送することが可能な機体の開発を進める。自社で輸送会社を構築して、スマートフォンアプリによるライドシェアサービスを提供する予定。

＊アーチャー・アビエーション
　電動垂直離着陸航空機の設計開発を行う。高エネルギーバッテリー、高性能電気モーター、先進フライ・バイ・ワイヤ飛行制御システムなどの技術を利用した航空機の設計・開発に従事する。政府認可取得後、ＤｔｏＣ及びＢｔｏＢ事業を中心に事業を展開する予定。

（NY時間10:10）
ジョビー＜JOBY＞　7.16（+0.20　+2.80%）
アーチャー＜ACHR＞　3.55（+0.30　+9.23%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美