続落、弱い中国PMIや採決控えた神経質な雰囲気が重し=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=68.09(-1.37 -1.97%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.37~1.36ドル安。その他の限月は1.34~0.49ドル安。
中国国家統計局が発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)が弱かったことが重しとなった。ゼロコロナ政策が解除された後の需要回復期待が後退している。中国製造業PMIは48.8まで低下し、2ヶ月連続で景気判断の分岐点である50を下回った。
米債務上限停止法案の採決を控えた神経質な雰囲気も重し。米議会下院での採決は米東部夏時間31日午後8時半(日本時間6月1日午前9時半)ごろに予定されている。
時間外取引で7月限は下落。通常取引開始にかけて67.03ドルまで下げ幅を広げた。その後は買い戻しが入り一時的に下げを解消したが上値は重く、マイナス圏で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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