日銀主な意見(4月28日開催分) イールドカーブゆがみ解消進んでおり運用を見直す必要はない
日銀主な意見(4月28日開催分) イールドカーブゆがみ解消進んでおり運用を見直す必要はない
植田総裁にとって初となる日銀会合(4月27日-28日開催分)における主な意見が公表された。
消費者物価上昇率は当面2%を超えて推移するものの、今年度半ばにかけて2%を下回ると見ている。
2%の物価安定目標に近づいていくと見ているが時間がかかる。また先行きの不確実性も大きい。
金融政策については、現在の金融緩和を継続すべきである。
効果と副作用の両面に目配りしつつ、粘り強く金融緩和を続けていくべき。
コロナ感染症の影響は低下したとはいえ、不確実性はきわめて高い。
そのため「粘り強く緩和を続ける」「必要に応じて追加措置を講じる」という姿勢は不変であると強調すべき
イールドカーブのゆがみの解消が進んでおり、運用を見直す必要はないと考える
物価見通しは幾分上振れてはいるが、「2%を超えるインフレが持続してしまうリスク」より「金融緩和の修正によって2%実現の機会を逸してしまうリスク」のほうがずっと大きい
4月会合ではYCC含む現行の金融政策の維持を決定。「1年から1年半程度の時間をかけて」多角的レビューを行うことを決めた。また、フォワードガイダンスの一部を修正した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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