米銀への強気な見方が試される=米国株
ストラテジストによると今後、米銀に対する強気な見方が試されることになるという。金融情勢が再びタイトになっているにもかかわらず、いまのところ信用スプレッドは良好な状態を保っている。そのため、米銀の業績は予想よりも減益が穏やかで、市場は銀行株に対して緩やかながらも強気の見方を維持している。
しかし、この先の米経済は2000年型の後期サイクルに陥り、需要減退が予想されるほか、最近の短期ゾーンの金利の動きも不安視されるという。前日のパウエルFRB議長の議会証言で、先月のディスインフレの議論がほぼ覆された格好となったが、そのような中で足元の米銀の業績と目標株価の推移を見ると、現在は堕天使であることがわかると指摘している。
NY株式7日終値
JPモルガン<JPM> 138.62(-4.20 -2.94%)
シティグループ<C> 51.08(-1.10 -2.11%)
バンカメ<BAC> 33.00(-1.09 -3.20%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 44.45(-2.18 -4.68%)
ゴールドマン<GS> 346.08(-10.97 -3.07%)
モルガン・スタンレー<MS> 96.06(-2.32 -2.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。