ダウ先物は236ドル高 値ごろ感で反発して始まりそう ただ、弱気な見方は依然として根強い=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:52) 時間外
ダウ先物 33062(+236.00 +0.72%)
S&P500 4010.00(+34.25 +0.86%)
ナスダック100先物 12133.25(+136.25 +1.14%)
米株価指数先物市場でダウ先物は反発しており、きょうの米株式市場は一旦反発して始まりそうだ。先週末は1月分の米PCEデフレータがタカ派なFRBの姿勢を裏付ける内容となったことから、米株式市場はネガティブな反応を強めた。
きょうは値ごろ感からの買い戻しが先行している。一部からは、PCEデフレータはインフレへの懸念を強めたものの、堅調な所得と支出のデータが景気後退への不安を和らげているとの指摘も出ている。中銀のタカ派姿勢を投資家が消化した後、弱気相場は終焉に接近しているのかもしれないとの見解も出ているようだ
しかし、弱気な見方は依然として根強い。「3月は弱気相場の逆風がより強く吹くだろう。新たな企業業績悪化が重荷となり、S&P500は24%も下落し、3000ポイントに達する可能性がある」との指摘も聞かれる。
一方、「昨年はバリュー株のパフォーマンスが非常に高かったが、景気回復が鈍化するにつれて、近いうちに逆転する可能性が高い。今後1-2カ月の間に投資家が取るべき行動は、バリュー株とグロース株を完全にアンダーウエイトすることかもしれない」との声も出ている。
NY株式27日終値
ダウ平均 32816.92(-336.99 -1.02%)
S&P500 3970.04(-42.28 -1.05%)
ナスダック 11394.94(-195.46 -1.69%)
アップル<AAPL> 146.71(-2.69 -1.80%)
マイクロソフト<MSFT> 249.22(-5.55 -2.18%)
アマゾン<AMZN> 93.50(-2.32 -2.42%)
アルファベットC<GOOG> 89.35(-1.72 -1.89%)
テスラ<TSLA> 196.88(-5.19 -2.57%)
メタ・プラットフォームズ<META> 170.39(-1.65 -0.96%)
AMD<AMD> 78.09(-1.66 -2.08%)
エヌビディア<NVDA> 232.86(-3.78 -1.60%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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