ダウ平均は小反発 1月の堅調な動きは市場にとって良い兆候=米国株前半
NY株式31日(NY時間11:46)
ダウ平均 33789.41(+72.32 +0.21%)
ナスダック 11509.04(+115.23 +0.99%)
CME日経平均先物 27390(大証終比:+90 +0.33%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小反発。序盤は取引開始前までに発表になった決算を受けて売買が交錯したものの、きょうもIT・ハイテク株が主導する形で株式市場は堅調に推移している。ただ、明日のFOMCの結果発表を前に様子見気分は強い。
きょうは1月末だが、このままで行けば、1月は2019年以来の好調な月で終えようとしている。今年は好調なスタートを切っており、1月のS&P500は4%以上、ダウ平均が1%以上の上昇、そして、ナスダックは9%以上の上昇となっている。
過去の経験則から、1月の堅調な動きは市場にとって良い兆候で、その後の数カ月間は上昇が継続する可能性があるという。S&P500が前年に下落した次の年の1月に5%以上上昇した過去5回の例のうち、その年の株価指数は平均30%上昇しているという。
市場の歴史的な主要なドライバーはすべて、今後数カ月の株式市場の上昇を後押しすると思われる方向を示し始めているとの声も出ていた。
決算だが、取引開始前までに大手企業の決算が数多く発表されている。キャタピラー<CAT>はコスト上昇との闘いが続いており、1株利益や営業利益が予想を下回ったことが嫌気され下落。一方、GM<GM>はSUVやトラックの需要が継続しており、好決算を発表し上昇。マクドナルド<MCD>は予想を下回る営業利益率を嫌気し、下落している。
きょうは引け後にAMD<AMD>、スナップ<SNAP>が決算発表を予定している。
キャタピラー<CAT> 250.23(-11.27 -4.31%)
GM<GM> 38.97(+2.68 +7.37%)
マクドナルド<MCD> 264.09(-6.80 -2.51%)
アップル<AAPL> 143.36(+0.36 +0.25%)
マイクロソフト<MSFT> 246.05(+3.30 +1.36%)
アマゾン<AMZN> 102.93(+2.38 +2.36%)
アルファベットC<GOOG> 98.77(+0.82 +0.84%)
テスラ<TSLA> 172.76(+6.10 +3.66%)
メタ・プラットフォームズ<META> 148.08(+1.02 +0.69%)
AMD<AMD> 73.88(+1.43 +1.97%)
エヌビディア<NVDA> 194.09(+2.47 +1.29%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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