ダウ平均は4日ぶりに反落 マイクロソフトの決算を嫌気=米国株前半
NY株式25日(NY時間12:19)
ダウ平均 33532.73(-201.23 -0.60%)
ナスダック 11201.32(-132.95 -1.17%)
CME日経平均先物 27355(大証終比:+35 +0.13%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落。IT・ハイテク株中心に売りが広がり、ダウ平均は一時400ドル超下落する場面も見られた。前日引け後に発表になったマイクロソフト<MSFT>の決算を嫌気している模様。
同社は警戒されていたクラウド事業の売上高は予想を上回ったものの、クラウド事業のアジュールの伸びが1-3月(第3四半期)に減速するとの見通しを示したことで失望感が広がっている。また、テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>がガイダンスで予想を下回る見通しを示したことも重石となっている模様。
IT・ハイテク株は大胆な人員削減やFRBの利上げペース縮小期待から、このところ買戻しを見せていた。ただ、マイクロソフトの気掛かりな見通しによってムードを一変させている。本日は引け後にテスラ<TSLA>とIBM<IBM>が決算を発表予定。
S&P500のハイテク企業の第4四半期は9.2%の減益が予想されており、2016年以降で最も急な落ち込みが見込まれている。3カ月前までは横ばいと見られていた。
S&P500企業の19%以上が決算を発表し、そのうちの68%が予想を上回る利益を計上。ただ、過去の第4四半期の平均的な上振れ率は79%となっている。
市場からも悲観的なコメントが相次いでいる。「決算が引き続き期待外れとなる場合、このところの順調な上昇を考えると、さらに上昇できると主張するのは非常に難しい」といったコメントや、「株価の上昇を利用して株式へのエクスポージャーを減らすべきだ。FRBの積極利上げによる成長鈍化と、それが企業業績に与える影響は今後数カ月の間に株式に織り込まれる可能性が高い」といったコメントも聞かれた。
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 174.94(-2.11 -1.19%)
アップル<AAPL> 140.22(-2.31 -1.62%)
マイクロソフト<MSFT> 239.27(-2.77 -1.14%)
アマゾン<AMZN> 95.11(-1.21 -1.26%)
アルファベットC<GOOG> 96.00(-3.21 -3.24%)
テスラ<TSLA> 143.18(-0.71 -0.49%)
メタ・プラットフォームズ<META> 141.74(-1.40 -0.98%)
AMD<AMD> 73.60(-1.10 -1.47%)
エヌビディア<NVDA> 189.33(-3.33 -1.73%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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