ダウ平均は続落 買い先行も直ぐに上値を抑えられる テスラとアップルが下げ先導=米国株前半
NY株式3日(NY時間11:33)
ダウ平均 32980.27(-166.98 -0.50%)
ナスダック 10353.13(-113.35 -1.08%)
CME日経平均先物 25845(大証終比:-235 -0.91%)
年明けのNY株式市場でダウ平均は続落。序盤は中国経済への楽観的な見方もあり、買い先行で始まった。昨年に売りがきつかったIT・ハイテク株も買いが先行したが、直ぐに上値を抑えられている。リセッション(景気後退)とFRBの政策に対する不透明感が残る中で投資家のリスク許容度は低いようだ。
IT・ハイテク株については、テスラ<TSLA>とアップル<AAPL>が下げを先導。テスラは第4四半期の出荷台数が予想を下回ったことが嫌気されている。一方、アップルは、年末商戦でのアイフォーン供給への懸念から下落。時価総額は2兆ドルを下回っている。
市場では今年は不安定な取引になるとの指摘も少なくない。今年もFRBの政策が株式市場のパフォーマンスを左右し、一部のはすでにリスク資産が売られる機会をうかがっているという。市場はFRBの引き締めがどの程度経済に影響を及ぼすかを考え続けている。インフレいりも労働市場がFRBの焦点となりつつある中、今週の米雇用統計に市場の注目が集まっている。
「誰もがボラティリティに備えている。これが共通のテーマのようだ。誰に聞いても、今年は概してボラティリティが高まると予想しており、それはより不安定な市場を意味するのかもしれない」といった声も聞かれた。
アップル<AAPL> 125.04(-4.89 -3.76%)
マイクロソフト<MSFT> 238.04(-1.78 -0.74%)
アマゾン<AMZN> 84.81(+0.81 +0.96%)
アルファベットC<GOOG> 89.35(+0.62 +0.70%)
テスラ<TSLA> 107.56(-15.62 -12.68%)
メタ・プラットフォームズ<META> 124.03(+3.69 +3.07%)
AMD<AMD> 63.97(-0.80 -1.24%)
エヌビディア<NVDA> 141.35(-4.79 -3.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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