景気後退への不安の中でアナリストは外食産業に対しより選択的に=米国株個別
一部のアナリストは、米外食産業とフードサービスに対して全体的にポジティブな見方を維持したものの、来年のリセッション(景気後退)の可能性を大きく反映させるため、より選択的になっている。
シェフズ・ウエアハウス<CHEF>の投資判断を「買い」に引き上げた一方、スターバックス<SBUX>、ブリンカー<EAT>、レッド・ロビン<RRGB>を「中立」に引き下げた。
第3四半期決算で総合サービスのレストランは需要の継続を示しており、今後見込まれる売り上げ減少は食品インフレの低下とコスト管理によって相殺されるという。一方、既存店売上高と利益については企業によってまちまちで、限定サービスのレストランは価格決定力が総合サービスよりも弱いことから、あまりポジティブになれないとしている。
来年は外食産業の流れに変化が見られ、サプライチェーンの効率化とコスト面での逆風が少なくなり、比較的有利なセットアップが可能になるという。
(NY時間09:56)
スターバックス<SBUX> 97.63(-0.37 -0.38%)
シェフズ・ウェアハウス<CHEF> 34.18(+0.71 +2.12%)
ブリンカー<EAT> 32.12(-0.50 -1.53%)
レッド・ロビン<RRGB> 6.13(-0.50 -7.54%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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