米WSJの増産報道で続落も、サウジは否定=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=80.04(-0.07 -0.09%)
ニューヨーク原油の期近2限月は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.35~0.07ドル安。その他の限月は0.08~0.98ドル高。
来月4日の会合を控えて、石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量50万バレルの増産を検討していると米WSJが関係筋の話として伝えると相場は一時暴落したものの、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相がこの報道を否定し、安値から大きく切り返して引けた。同エネルギー相は現行の日量200万バレルの生産目標の引き下げは2023年末まで継続するほか、需要と供給をバランスさせるために減産の必要がある場合はいつでも介入する用意があると述べた。
時間外取引で1月限は小動き。前日終値付近で上下した。通常取引開始後は一時75.27ドルまで暴落したものの、下げ幅をほぼ解消して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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