ストライカーが決算受け下落 継続的なインフレ圧力が収益を圧迫=米国株個別
医療機器のストライカー<SYK>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を下回った。ガイダンスも公表しており、1株利益の見通しを下方修正している。ドル高や主要部品のスポット価格上昇などの継続的インフレ圧力収益を圧迫した。
今回の決算を受けアナリストからの投資判断引き下げも伝わった。「売上高は依然堅調ではあるが、一連の逆風が営業レバレッジを制限している。長期的な見通しは依然として明るいが、目先の不確実性と割高なバリュエーションを考慮すると、一歩下がって投資判断を『中立』に引き下げるのが適切だと判断した」と述べている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.12ドル(予想:2.23ドル)
・売上高:44.8億ドル(予想:44.7億ドル)
・粗利益率(調整後):62.1%(予想:63.4%)
・EBITDA(調整後):12.5億ドル(予想:12.0億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.15~9.25ドル(従来:9.30~9.50ドル)(予想:9.36ドル)
・既存事業売上高:8.5~9.0%増
(NY時間13:06)
ストライカー<SYK> 220.70(-8.55 -3.73%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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