ドミノ・ピザが決算受け上昇 米既存店売上高の伸びを好感=米国株個別
ドミノ・ピザ<DPZ>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想範囲内だったほか、1株利益は予想を下回った。ただ、株価は上昇。米国内の既存店売上高の伸びが予想以上だったことが好感されている模様。インフレに直面する中でも米消費者のビザの需要は旺盛なことが示された。
同社のワイナーCEOは声明で「米国ではパンデミック以前は全体のビザの3分の1程度を提供していたが、現在も3分の1程度のピザを提供している」と述べた。
アナリストは「懸念されていたよりは良かった」と評価している一方、「ガイダンスで事前に提示していた範囲内に収まってはいたものの、世界店舗純増数はあまり喜べない。投資家はピザパーティーを開く時期ではなく、むしろ安堵のため息をつく時期だ」とも指摘している。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.79ドル(予想:2.96ドル)
・売上高:10.7億ドル(予想:10.6億ドル)
・国内既存店売上高:2.0%(予想:1.1%)
・海外既存店売上高:-1.8%(予想:-1.2%)
・店舗数:225増(予想:263増)
・粗利益率(調整後):60.4%(予想:61.6%)
・EBITDA(調整後):0.37億ドル(予想:0.37億ドル)
(NY時間14:26)
ドミノ・ピザ<DPZ> 331.27(+29.51 +9.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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