アナリストがフォードの投資判断を「買い」に引き上げ 株価は軟調=米国株個別
アナリストがフォード<F>の投資判断を「買い」に引き上げた。「中立」の判断をしているGM<GM>よりもフォードを選好するとしている。
同社の第3四半期の業績への警告とマクロ環境の懸念で、投資家の期待値が下がり、このところの株価下落を招いた。しかし、フォード・ブルーとフォード・モデルeの設立という同社の再編は電気自動車(EV)事業の成長と設備投資のニーズをより有利な資本コストに合わせる可能性があるという。この動きは単なる会計処理よりもはるかに重要だと述べている。
インフレ抑制法(IRA)は同社の米国でのEV投資の投資収益率(ROI)を改善させる可能性があるが、同アナリストの見積もりにはまだ反映されていないとしている。
目標株価は14ドルに据え置いた。一方、GMは従来の42ドルから30ドルに引き下げている。
ただ、フォード株は全体相場の下げにつれ安し、軟調に推移している。
(NY時間09:45)
フォード<F> 12.30(-0.07 -0.53%)
GM<GM> 34.59(-1.21 -3.38%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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