広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は下げ幅拡大 動き落ち着くも上値重い=米国株後半

株式 

NY株式14日(NY時間15:38)
ダウ平均   30946.04(-158.93 -0.51%)
ナスダック   11630.74(-2.83 -0.02%)
CME日経平均先物 27630(大証終比:-20 -0.07%)

 NY時間の終盤に入って、ダウ平均は下げ幅を拡大している。前日の急落もあって、取引開始直後は買い先行で始まったものの、直ぐに戻り売りに押される展開。動きは落ち着いたものの上値は重い。

 前日の米消費者物価指数(CPI)の結果に株式市場は失望感を強めている。インフレのピークを示すと期待されていたが、予想を上回る伸びとなったことで、FRBのタカ派姿勢が年末にかけて緩むとの期待が剥落した。ダウ平均も米CPI発表前日までの4連騰の上昇幅を1日で一気に失った格好。

 「前日の米CPIは、6月安値を再び目指すか、あるいはさらに下落するかという疑問を残した」との声も聞かれる。また、「FRBが9月FOMCで、市場が想定している0.75%ポイントよりもさらに高い利上げを行う可能性があるとの懸念にも拍車をかけた」という。

 また、弱気な見方も強まっており、過去の事例から、弱気相場終了までにさらに下落の公算が大きいとの指摘も出ている。1937年以降の15回の大幅下落の相場について分析。ピークから底までの下落率は平均で28%だったが、現在の下落率はまだ20%だという。弱気相場が続く平均期間は7-8カ月で、3回の反発局面を含むという。この平均期間は22日前後で、リターンは9%程度。これは今年の状況に一致。世界的な同時株安の大半は緩やかなインフレと低成長という状態で終了しているが、いまはまだそこに達していないとも説明した。

 エネルギーやIT・ハイテクの一角には買いも見られるものの、そのほかの銀行や産業などは軟調。

 鉄道株が下落。米鉄道会社と労働組合との協議がなお難航する中、スト突入のリスクが高まっている。ストの期限は米東部時間9月16日午前0時1分に設定。もし、ストに突入すれば、米経済に1日20億ドル以上の損害を与えかねないとの試算も出ている。天然ガスやトウモロコシの価格を引き上げる可能性も指摘されている。鉄道会社は農作物から肥料、燃料、自動車まであらゆるものの輸送を停止する可能性があり、その影響はさらに拡大する可能性があり、インフレ圧力に拍車をかけるとも見られているようだ。

 人工膝関節インプラントのコンフォーミス<CFMS>が上昇。前日引け後に同社のアクテラ股関節システムがFDAからの510(k)認可を取得したと発表した。

 物流サービスのラディアント・ロジスティクス<RLGT>が上昇。前日引け後に4-6月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、売上高が3.99億ドルと予想(3.75億ドル)を上回ったほか、1株利益も0.40ドルと前年の2倍となっている。

 決算サービスのブロック(旧スクエア)<SQ>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価もウォール街では最低水準の55ドルに引き下げた。後払い決済部門の競争激化に懸念を示している。

 不動産情報サービスのコスター<CSGP>が下落。7.5億ドル規模の増資計画を発表した。

 スターバックス<SBUX>が上昇。今後3年間の売上高・利益見通しを上方修正した。急速な事業拡大と中国市場の回復が業績を押し上げるという。

 電気自動車(EV)のニコラ<NKLA>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。エネルギー安全保障とコモディティ価格の上昇が、欧州とアジアにおける水素エネルギーの普及を促進すると予想している。

 消費者向けフィンテックのソーファイ・テクノロジーズ<SOFI>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の8ドルから9ドルに引き上げた。

 コミュニケーションAPIのトゥイリオ<TWLO>が上昇。急速な拡大期を経て収益性を追求するために従業員全体の11%を削減し、会社再編を行う計画を明らかにした。

 モデルナ<MRNA>が上昇。中国に同社のワクチンを供給するための協議を行っているが、同社のバンセルCEOは、「われわれは中国への供給にオープンで、その能力もある」と述べた。

 オラクル<ORCL>が続落。アナリストが投資判断を「中立」、目標株価を72ドルでカバレッジを開始したと伝わった。機会とリスクのバランスを考慮すると、中期的に大きな再評価は期待できないという。

 ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が上昇。取引開始前に50億ドルの自社株買いプログラムを発表した。

ノーフォーク・サザン<NSC> 237.19(-6.11 -2.51%)
ユニオン・パシフィック<UNP> 216.75(-9.54 -4.22%)
CSX<CSX> 31.03(-0.53 -1.68%)

ブロック<SQ> 67.53(-2.05 -2.95%)
スターバックス<SBUX> 92.22(+4.38 +4.99%)
コスター<CSGP> 73.76(-2.89 -3.76%)
ニコラ<NKLA> 5.39(+0.36 +7.16%)
トゥイリオ<TWLO> 77.35(+6.48 +9.14%)
ソーファイ<SOFI> 6.07(+0.23 +3.94%)
コンフォーミス<CFMS> 0.28(+0.01 +4.87%)
ラディアントス<RLGT> 6.91(+0.18 +2.60%)
モデルナ<MRNA> 137.78(+6.48 +4.94%)
オラクル<ORCL> 71.98(-4.07 -5.35%)
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ> 164.57(+3.24 +2.01%)

アップル<AAPL> 154.09(+0.25 +0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 250.27(-1.72 -0.68%)
アマゾン<AMZN> 127.37(+0.55 +0.43%)
アルファベットC<GOOG> 105.12(-0.19 -0.18%)
テスラ<TSLA> 299.44(+7.31 +2.50%)
メタ・プラットフォームズ<META> 149.88(-3.25 -2.12%)
AMD<AMD> 76.62(-0.41 -0.53%)
エヌビディア<NVDA> 129.89(-1.42 -1.08%)
ツイッター<TWTR> 41.68(-0.07 -0.16%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

ヒロセ通商 58

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 88
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 88
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 14
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 86
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます