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IBMが決算受け時間外で下落 FCFの見通し下方修正=米国株個別

株式 

 IBM<IBM>が引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株営業利益、売上高とも予想を上回った。顧客企業のIT投資への予算縮小が懸念される中、メインフレームコンピューターやコンサルティング、クラウドサービスに対する需要が堅調であることが示された。

 ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しは従来と変わらずの1桁台半ばの上限の伸びを見込んでいる一方、フリーキャッシュフロー(FCF)は100億ドルに下方修正した。

 株価は発表直後は時間外で上昇したものの、FCFの下方修正を嫌気して下げに転じている。

 FCFの下方修正についてカバノーCFOは、「より広範な事業の減速というよりも、ドル高とロシア事業の損失によるものだ」と述べた。需要は引き続き堅調だとしている。

(4-6月・第2四半期)
・1株営業利益(調整後):2.31ドル(予想:2.29ドル)
・売上高:155.4億ドル(予想:151.6億ドル)
  コンサルティング:48.1億ドル(予想:46.4億ドル)
  ソフトウエア:61.7億ドル(予想:63.0億ドル)
  インフラ:42.4億ドル(予想:37.6億ドル)
  ファイナンス:1.46億ドル(予想:1.85億ドル)
・粗利益率(調整後):54.5%(予想:56.5%)
・FCF:20.9億ドル

(通期見通し)
・売上高:1桁台半ばの上限の伸び
・FCF:100億ドル(従来:100~105億ドル)

(NY時間16:51)時間外
IBM<IBM> 133.48(-4.65 -3.37%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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