スターバックスが4日続伸 英事業の売却を模索と伝わる=米国株個別
スターバックス<SBUX>が4日続伸。同社がアドバイザーのあるフーリハン・ローキー社に英国事業の売却を模索するよう依頼したと報じられた、英タイムズ紙が週末に伝えた。同紙は、コーヒーチェーンが所有する国際的な事業について戦略的選択肢を評価し続けているという。ただ、同社の広報担当者は英事業は正式な売却プロセスにはないと述べている。
英国は同社にとって欧州・中東・アフリカ(EMEA)で最大の市場。昨年時点で1000店舗を展開し、297店舗が直営、703店舗がライセンシーによって運営されている。会計年度の総売上高は3.28億ポンドで、スターバックスUKはパンデミックの最初の数カ月間の売上減少による損失を相殺するために親会社から借り入れた2500万ポンドを全額返済したと発表していた。
英国でパンデミックの閉鎖が解除された後、収益は回復したが、直営店の財務実績はパンデミック前のレベルまで回復していない。市場調査会社のアレグラは、英コーヒーチェーンはパンデミックの不振から回復するのに4年かかると述べた。
(NY時間10:46)
スターバックス<SBUX> 81.17(+1.55 +1.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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