モルガン・スタンレーのゴーマンCEO 深刻な米景気後退の可能性低い=米国株
NY株式14日(NY時間13:39)
ダウ平均 30409.12(-363.67 -1.18%)
ナスダック 11165.69(-81.89 -0.73%)
CME日経平均先物 26595(大証終比:-105 -0.40%)
この日決算を発表したモルガン・スタンレー<MS>のゴーマンCEOが決算発表後の電話会談で「米国が深刻あるいは非常に厳しいリセッション(景気後退)に陥る可能性は低い」と述べた。同銀は大半の事業において「米国ロング」だと述べた。
「マクロ環境を一言で表現するならば、複雑という言葉になる。ただし、2008年のような複雑さではないということが重要だ」とし、「当時に比べて明確にかなり良好な状況にある」としている。
NY時間の午後に入って米株式市場も下げを一服させており、ダウ平均も下げ渋る動きを見せている。一時600ドル超下落していた。取引開始前に発表された米大手銀の決算が冴えない内容となったことで、市場は不透明感を強めている。
一方、前日の米消費者物価指数(CPI)を受けて市場では7月FOMCでの1.00%ポイントの利上げ期待が高まっていた。しかし、ウォラーFRB理事やタカ派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁の0.75%ポイントを支持する発言が相次いで伝わったことから、1.00%ポイントの利上げ期待は後退。
CMEが公表しているFEDウォッチでは、1.00%ポイント利上げの確率がウォラーFRB理事の発言が伝わる前には80%超となっていたが、現在は45%程度で推移している。
アップル<AAPL> 147.40(+1.91 +1.32%)
マイクロソフト<MSFT> 252.50(-0.22 -0.09%)
アマゾン<AMZN> 109.65(-0.75 -0.68%)
アルファベットC<GOOG> 2224.03(-19.71 -0.88%)
テスラ<TSLA> 701.28(-9.84 -1.38%)
メタ・プラットフォームズ<META> 158.40(-5.09 -3.11%)
AMD<AMD> 78.22(+0.70 +0.90%)
エヌビディア<NVDA> 152.66(+1.02 +0.67%)
ツイッター<TWTR> 36.45(-0.30 -0.82%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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