「ミスター円」こと榊原元財務官 ドル円150円超えれば日銀は多少は懸念抱くと思う

「ミスター円」こと榊原元財務官　ドル円150円超えれば日銀は多少は懸念抱くと思う

「ミスター円」こと榊原元財務官はブルームバーグのインタビューで円安相場について語った。同氏は、日米の金融政策の方向性の違いから、ドル円は150円にまで上昇する可能性があると指摘。FRBがタカ派姿勢を強めている一方で、日銀は緩和姿勢を維持していることが円安の最大の要因だとして、円はドルに対し1990年以来の水準にまで下落する可能性があると述べた。マーケットはドル円は年末にかけ140円～150円で推移すると予想している。ドル円が150円を超えるようであれば、日銀は多少は懸念を抱くと思うと述べた。

榊原氏は1997年から1999年にかけて財務官を務め、大胆な為替介入を実施したことから「ミスター円」と呼ばれていた。