米10年債利回りは大幅低下 景気の先行き不透明感が強まる=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:32)
2年債 2.665(-0.035)
10年債 2.880(-0.106)
30年債 3.064(-0.114)
期待インフレ率 2.746(-0.002)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは大幅低下。きょうの市場はリスク回避の雰囲気が強まった。前日のパウエルFRB議長の講演はこれまで以上にタカ派な印象ではあったものの、反応は鈍かった。しかし、当面はFRBの0.50%の大幅利上げが続くとの見方に変化はなく、景気の先行きへの懸念は根強い。米株式市場でダウ平均が一時1200ドル超急落する中で、利回りも大きく下げている。
10年債は2.87%、2年債は2.64%まで一時低下した。
なお、本日は20年債の入札が実施されたが、特に大きな反応は見られなかった。
2-10年債の利回り格差は+21(前営業日+28)まで急速にフラット化している。
米20年債入札結果
最高落札利回り 3.290%(WI:3.292%)
応札倍率 2.50倍(前回:2.80倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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