ロウズが決算受け下落 春の悪天候が売り上げを圧迫=米国株個別
ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ<LOW>が取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を大きく上回ったものの、既存店売上高は予想以上の減収となった。4月の季節外れの悪天候がアウトドア部門の売り上げを圧迫した模様。1株利益については、粗利益率が予想を上回り、販管比率が予想を上回っていたことから、コスト圧縮が奏功した模様。
ただ、通期のガイダンスでも、予想を下回る既存店売上高の伸びを見込んでおり、市場はネガティブな反応を示している模様。
同社のエリソンCEOは声明で「当社の顧客基盤の75%はDIYであるため、第1四半期の売上は春の低温の影響を不釣り合いに受けた。ただ、ようやく春が到来し、5月の売上動向が改善していることに満足している」とコメントした。
また、「マクロ環境の不確実性は高まっているが、ホームセンター市場の見通しと今年度の営業利益率拡大には引き続き自信を持っている」としている。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:-4.0%(予想:-3.2%)
米国:-3.8%
・1株利益(調整後):3.51ドル(予想:3.23ドル)
・売上高:236.6億ドル(予想:238.1億ドル)
・粗利益率(調整後):34.0%(予想:33.3%)
・販管費率:18.2%(予想:18.6%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):13.1~13.6ドル(予想:13.4ドル)
・既存店売上高:-1~+1%(予想:0.95%)
・売上高:970~990億ドル(予想:983億ドル)
(NY時間10:28)
ロウズ<LOW> 190.29(-3.74 -1.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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