ビヨンド・ミートが決算受け時間外で21%の大幅安 IPO価格を下回る=米国株個別
植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益も予想以上の赤字となった。EBITDAも予想以上の大幅な赤字となっている。また、粗利益率が大きく落ち込んだ。ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しは据え置いた。
粗利益率が大きく落ち込んだことについて同社のブラウンCEOは、「一時的ではあるものの、弊社が戦略的な製品発売を支援するためにコスト集約的な施策をとったため」と説明した。
改善の兆しが見えないと投資家が焦る中で、今回の結果は同社が直面している緊急事態を浮き彫りにしている。当初の好況は過ぎ去り、競争が激化。ファストフードとの提携も劇的に鈍化している。
決算受け株価は時間外で21%の大幅安。この下げでIPO価格の25ドルを初めて下回った。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-1.58ドル(予想:-0.98ドル)
・売上高:1.09億ドル(予想:1.12億ドル)
米国:8380万ドル(予想:8180万ドル)
海外:2570万ドル(予想:3290万ドル)
・粗利益率(調整後):0.2%(予想:13.1%)
・EBITDA(調整後):-7890万ドル(予想:-4970万ドル)
・研究開発費:1970万ドル(予想;1680万ドル)
(通期見通し)
・売上高:5.60~6.20億ドル(予想:5.86億ドル)
(NY時間17:06)時間外
ビヨンド・ミート<BYND> 20.45(-5.72 -21.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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