スピリット、ジェットブルーの買収案を拒否 フロンティアとの合意堅持=米国株個別
米格安航空のスピリット航空が下落。同社の取締役会はきょう、ブルー・エアウェイズが提示した36億ドル規模の買収提案を拒否することを全会一致で決定した。ブルームバーグが伝えた。買収は実現しないとの懸念が理由。同取締役会はフロンティアによる29億ドル規模の買収合意を堅持する考えを示した。
スピリットのガードナー会長はジェットブルーに宛てた書簡で、「スピリットはフロンティアから提案された合併に戦略的な論拠があると引き続き考えており、長期的な株主価値を最大化する上で最良の機会を提供すると確信している」と説明。「ジェットブルーの提案は、取引を完了させる上で許容し難い水準のリスクが伴う」と付け加えたという。
ジェットブルーはこの日先に、スピリットに対し、買収案に資産売却と2億ドルのリバース・ブレークアップ・フィー(買い手側の違約金)を加えることを提示していた。
(NY時間11:13)
スピリット航空<SAVE> 21.49(-2.12 -8.98%)
ジェットブルー<JBLU> 11.19(+0.18 +1.60%)
フロンティア<ULCC> 10.33(-0.28 -2.64%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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