ユニバーサル・ヘルスが決算受け大幅安 人材不足が圧迫＝米国株個別

　病院運営のユニバーサル・ヘルス・サービシーズ＜UHS＞が大幅安。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益が予想を下回った。売上高は予想範囲内。パンデミックに関連する不確実性の継続と、看護師やその他の医療スタッフの人手不足によるコスト上昇を反映し、人件費が予想を上回った。患者数も予想を下回り悪影響を及ぼしている。

　一方、以前発表した通期見通しは変更しないが、第１四半期に経験した悪影響が改善しない場合は、下方修正する可能性があることも示唆した。人材不足が続く中で、短期的な見通しが立たないようだ。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：2.15ドル（予想：2.45ドル）
・売上高：32.9億ドル（予想：32.5億ドル）
・救急治療の調整後入院件数：+5.7％
・行動医療の調整後入院件数：-1.9％

（NY時間10:11）
ユニバーサル・ヘルス＜UHS＞　123.30（-15.47　-11.15%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美