ダウ平均は反発 ナイキが決算受け上昇=米国株序盤
NY株式22日(NY時間09:50)
ダウ平均 34840.09(+287.10 +0.83%)
ナスダック 13910.64(+72.18 +0.52%)
CME日経平均先物 27430(大証終比:+360 +1.32%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発して始まっている。前日はパウエルFRB議長の講演が先週のFOMCのタカ派姿勢を踏襲したうえ、大幅利上げの可能性も示唆していた。議長は、インフレはあまりにも高過ぎるとし、必要なら0.50%の大幅利上げの可能性を強調。パウエル議長の発言を受け、一部の市場参加者は利上げ予想を引き上げ、5月と6月のFOMCでは0.50%の利上げとの見通しも出ている。
議長の発言を受けて前日の米株式市場は軟調な反応を見せたが、市場からは楽観的な見方も出ている。議長のタカ派な発言にもかかわらず、前日の米株式市場は下押しまでは見られなかった。最後の1時間は買戻しも見られており、市場は買い場探しの気配が強まっているのではとの声が出ている。エネルギー、コモディティ関連株は引き続き堅調な動きを見込んでいるほか、金利上昇で銀行株も機会を見出し、IT・ハイテク株もかなり割安に見えるという。
ウクライナ情勢次第に面もあるが、年初からの下げ相場も一服し、そろそろ春以降のリバウンド相場への期待感も出つつあるのかもしれない。
きょうはナイキ<NKE>が上昇しておりダウ平均をサポート。前日引け後に12-2月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。サプライチェーン問題が引き続き経営を圧迫しており、通常よりも多くの商品を輸送中に立ち往生させているが、供給は第4四半期に改善を見込んでいる。すべての地域で予想を上回る売上高を計上しており、特に中国市場での低調さを克服したことも示された。
ナイキ<NKE> 137.78(+7.59 +5.83%)
アップル<AAPL> 166.19(+0.81 +0.49%)
マイクロソフト<MSFT> 299.79(+0.63 +0.21%)
アマゾン<AMZN> 3245.00(+15.17 +0.47%)
アルファベットC<GOOG> 2759.90(+30.33 +1.11%)
テスラ<TSLA> 926.93(+5.77 +0.63%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 212.86(+1.37 +0.65%)
AMD<AMD> 115.02(-0.90 -0.78%)
エヌビディア<NVDA> 266.18(-1.16 -0.44%)
ツイッター<TWTR> 38.16(+0.72 +1.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。