ビヨンド・ミートが決算受け時間外で12%下落=米国株個別
植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益は予想以上の赤字となった。EBITDAも予想以上の大幅な赤字となっている。また、粗利益率が14.1%に低下し、予想も大きく下回った。通期見通しも公表しており、予想を下回る売上高を見込んだ。同社の成長が先細りになっていることを示唆している。
同社のブラウンCEOは2021年の売上高について、「米国の小売業の伸びが一時的に阻害されたと考えられ、当社ブランドとより広いカテゴリーで減収となった」と述べた。
他と同様に同社もコストの上昇に悩まされている。米国、欧州、中国における従業員、インフラ、事業への投資と主要戦略パートナーに対する大規模な製品拡大活動が粗利益率を押し下げたと発表。また、製造コストの上昇も要因として挙げている。
時間外で株価は12%の大幅安。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-1.27ドル(予想:-0.69ドル)
・売上高:1.07億ドル(予想:1.01億ドル)
米国:7060万ドル(予想:6220万ドル)
海外:3010万ドル(予想:3890万ドル)
・粗利益率(調整後):14.1%(予想:24.4%)
・EBITDA(調整後):-6290万ドル(予想:-950万ドル)
・研究開発費:2230万ドル(予想;1460万ドル)
(通期見通し)
・売上高:5.60~6.20億ドル(予想:6.45億ドル)
(NY時間16:40)時間外
ビヨンド・ミート<BYND> 43.00(-6.00 -12.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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