きょうも午後になって急速に下落 ダウ平均は一時400ドル超の下げ=米国株
NY株式14日(NY時間15:04)
ダウ平均 34475.19(-262.87 -0.76%)
ナスダック 13774.32(-16.83 -0.12%)
CME日経平均先物 27030(大証終比:-70 -0.26%)
NY時間の午後になって米株式市場は再び急速に下落し、ダウ平均は一時400ドル超の下げ幅となった。上昇していたIT・ハイテク株も伸び悩んでいる。先週の金曜、木曜日と同様に終盤に差し掛かると突如売りが強まる展開が続いている。
ウクライナ情勢とFRBの積極利上げへの警戒感が米株式市場を不安定にしているが、きょうはロシアのラブロフ外相が西側との対話継続をプーチン大統領に提案し、それが了承されたと述べたことで懸念はひとまず小康状態といった状況。ウクライナ側も妥協案を示すとの観測も出ているようだ。
ただ、米国側の警戒は根強く、米国務省のプライス報道官は、「ロシアが外交的経路の追求望むかは明確でない。ロシア側に緊張緩和の兆候ない」と述べていた。また、米国防省も「ロシア大統領は警告なしか、ほぼゼロで侵攻の公算」とも述べている。
原油も95ドル台まで上昇しており、エネルギー高によるインフレへの懸念も根強いようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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