リフトが決算受け下落 ガイダンスが冴えない=米国株個別
配車サービスのリフト<LYFT>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、アクティブユーザー数は1873万人と予想を下回った。売上高はドライバー不足による価格上昇の恩恵を受けたが、オミクロン株の影響でユーザーは減少した。また、第1四半期のガイダンスも公表し、売上高見通しは8億ー8.5億ドルと予想を下回った。
今回の決算を受けてアナリストの目標株価引き下げが相次いでいる。同社は西海岸を中心に活動しているが、それらの都市は感染に対してより敏感で、恐らく業界全体よりも第1四半期が若干弱く見える原因となっている。
第4四半期まで堅調を維持してきた同社にとって、今回のガイダンスは残念な結果となったが、今回のような後退はビジネスモデルの繊細さを物語っており、投資家がリフトとウーバー<UBER>の両社を様子見している理由の一因でもあると指摘した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.10ドル(予想:0.09ドル)
・売上高:9.70億ドル(予想:9.40億ドル)
・EBITDA(調整後):0.75億ドル(予想:0.76億ドル)
・アクティブユーザー:1873万人(予想:2003万人)
・アクティブユーザー単価:51.79ドル
・当座資産:4.57億ドル(予想:8.02億ドル)
(1-3月・第3四半期)
・売上高:8.00~8.50億ドル(予想:9.76億ドル)
(NY時間09:48)
リフト<LYFT> 39.65(-1.55 -3.76%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。