スタバが決算受け下落 人件費やサプライチェーンの混乱が圧迫=米国株個別
スターバックス<SBUX>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。
従業員の隔離や研修に伴う経費が予想を上回った。同社は既に従業員引き留めに向け、米国で時給を平均17ドルに引き上げる方針を示している。世界の他の企業と同様、サプライチェーンの混乱にも見舞われた状況。ジョンソンCEOは声明で、「インフレ圧力は予想を上回ったと指摘した上で、需要は引き続き堅調だったとも付け加えた」
また、新たな通期の見通しでは1株利益は4-6%減を見込んでいる。従来は4%以下の減少だった。売上高と既存店売上高の見通しは据え置いた。
(10-12月・第1四半期)
・既存店売上高:13%(予想:13.3%)
米国:18%(予想:17.1%)
海外:-3%(予想:+1.3%)
中国:-14%(予想:-9.25%)
・1株利益(調整後):0.72ドル(予想:0.80ドル)
・売上高:80.5億ドル(予想:79.6億ドル)
・営業利益率(調整後):15.1%(予想:16.9%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4~6%減
(NY時間11:02)
スターバックス<SBUX> 97.91(-0.85 -0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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