F5が決算受け大幅安 通期の売上高見通しの下方修正を嫌気=米国株個別
通信機器のF5<FFIV>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。しかし、第2四半期の見通しが予想を下回ったことや、通期の売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている。サプライチェーン問題を理由として挙げている。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いだ。「今回はサプライチェーン問題により見通しが下方修正されたが、ソフトウエア分野は堅調であることが示されている。サプライチェーン問題にはイライラさせられるが、一過性のものであり、4-6月期(第3四半期)以降に改善し始めると思われる。ただ、投資家はサプライチェーン問題の緩和を確信するまではこの銘柄に投資しないかもしれない」と指摘していた。
(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.89ドル(予想:2.79ドル)
・売上高:6.87億ドル(予想:6.79億ドル)
製品:3.43億ドル(予想:3.36億ドル)
サービス:3.44億ドル(予想:3.43億ドル)
(1-3月・第2四半期見通し)
・売上高:6.10~6.50億ドル(予想:6.94億ドル)
(通期見通し)
・売上高:4.5~8.0%(従来:8.0~9.0%)
ソフトウエア:35~40%の上限(従来35~40%)
(NY時間09:55)
F5<FFIV> 195.54(-25.60 -11.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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