P&Gが決算受け上昇 通期の売上高の見通しを上方修正=米国株個別
P&G<PG>が上昇しており、ダウ平均の下値をサポート。取引開始前に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ビューティ部門は予想を下回ったものの、そのほかの部門が堅調だった。また、通期ガイダンスも公表しており、売上高見通しを上方修正している。
インフレと物流の課題から生じるコスト上昇に対応するために同社が打ち出した値上げが奏功している。アナリストからは、第2四半期における同社の価格決定力は明瞭であり、現在の価格決定率は測定可能な直接投入コスト圧力の速度をほぼカバーしていると指摘した。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:1.66ドル(予想:1.65ドル)
・売上高:209.5億ドル(予想:203.5億ドル)
・実質売上高:+6%(予想:+3.97%)
ヘルスケア:+8%(予想:+6.1%)
ビューティー:+2%(予想:+5.3%)
グルーミング:+5%(予想:+3.9%)
ファブリック&ホームケア:+8%(予想:+5%)
ベビー・女性・ファミリーケア:5%(予想:+1.8%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.83~6.00ドルに据え置き(予想:5.91ドル)
・実質売上高:+4~5%(従来:2~4%)(予想:+4%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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