コールズが上昇 物言う株主が身売りもしくはeコマース事業の分割を提案=米国株個別
百貨店のコールズ<KSS>が上昇。物言う株主として知られる投資会社エンジン・キャピタルが同社に対して、身売りもしくはeコマース事業の分割を提案したことが明らかとなった。エンジン・キャピタルは同社株を約1%保有する。
「長期に渡るオペレーショナル・エクセレンスと戦略的代替策を通して、同社の経営陣が価値を創造できなかったことを考慮すると、市場が現在の形での同社を評価していないという事実を取締役会が受け入れる時が来た」と述べた。
また、「身売りの場合、同社の市場価値は少なく見積もっても、EBITDA見通しの5.5倍の価値があると考えている。それは保守的に見積もっても1株約75ドルが想定され、直近株価よりも約50%高い水準になる」とも語った。
※オペレーショナル・エクセレンス
業務改善プロセスが現場に定着することによってオペレーションが向上し、競争上優位になっている状態
(NY時間09:53)
コールズ<KSS> 51.14(+2.69 +5.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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