スタートアップEVに利益確定売り先行 売り一巡後の動きは注目=米国株個別
スタートアップの電気自動車(EV)が利益確定売りが先行して始まっている。先週上場したリビアン<RIVN>が人気化し、ルシード<LCID>などのライバルも動意づいた。リビアンは4-6月期までは売上高は未計上、ルシードも顧客からの予約が1万3000台、2022年についても2万台の生産能力確保に自信を示したものの、売上高はなお未実現の段階。
リビアンについてはアマゾン<AMZN>が支援していることもあり、第2のテスラ<TSLA>との期待も高まっていた。将来性を先取りした投資家の買いが強まり、時価総額は独ウォルクスワーゲン(VW)を上回り、ルシードもGM<GM>、フォード<F>を飛び越えている。期待値が高いとはいえ、違和感を感じざるを得ない。
さすがにきょうは利益確定売りが先行しているようだが、売り一巡後の動きは注目される。
(NY時間09:38)
リビアン<RIVN> 156.41(-15.60 -9.07%)
ルシード<LCID> 53.94(-1.58 -2.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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