スタバが決算受け下落 サプライチェーン問題によるコスト増とインフレ圧力に言及=米国株個別
スターバックス<SBUX>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想に届かなかった。米国も海外も不調で、1株利益、売上高も予想を若干下回っている。新たなパンデミック対策により、米国と伴に重要な市場である中国で経済が抑制されたことが影響した。前年に中国の増値税(付加価値税)免除で押し上げられた反動も今期はマイナスに働いたという。
北米では取引数が18%増加したものの、平均販売単価が僅か3%の伸びに留まった。同社は材料や輸送のコストと伴に人件費が上昇するにつれて圧力が高まっいる。同社は声明の中で、サプライチェーン問題によるコスト増とインフレ圧力に言及していた。
(7-9月・第4四半期)
・既存店売上高:17%(予想:19%)
米国:22%(予想:24.3%)
海外:3%(予想:4.3%)
中国:-7%(予想:-7.5%)
・1株利益(調整後):1.00ドル(予想:0.99ドル)
・売上高:81.5億ドル(予想:82.0億ドル)
・営業利益率(調整後):19.6%(予想:19.3%)
(NY時間10:38)
スターバックス<SBUX> 105.04(-8.16 -7.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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