トゥイリオが決算受け大幅安 株価下落は過剰反応との見方も＝米国株個別

　クラウド電話ＡＰＩのトゥイリオ＜TWLO＞が大幅安。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益は予想外の黒字だったほか、売上高も予想を上回った。しかし、第４四半期の１株損益の見通しが予想以上の赤字を見込んでおり、売上高見通しは予想を上回ったものの、伸びは鈍化が見込まれ、全体的にネガティブな雰囲気が広がっている模様。

　同社はまた、フーＣＯＯの辞任を発表。１月３日までは戦略的アドバイザーとして会社に残る。アナリストからは「フーＣＯＯの辞任は予想外で、第３四半期の決算に影を落とした。コア売上高の減速は投資家に消化不良を引き起こしたが、株価下落は過剰反応で、下値は押し目買いの好機」との指摘も出ている。長期的な潜在成長力に期待を続けている模様。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.01ドル（予想：-0.15ドル）
・売上高：7.40億ドル（予想：6.79億ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・1株利益（調整後）：-0.23～-0.26ドル（予想：-0.08ドル）
・売上高：7.60～7.70億ドル（予想：7.44億ドル）

（NY時間10:28）
トゥイリオ＜TWLO＞　293.29（-52.37　-15.15%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美