米10年債利回りは低下 中国への不安が強まる=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)
2年債 0.214(-0.008)
10年債 1.311(-0.051)
30年債 1.847(-0.052)
期待インフレ率 2.306(-0.041)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。一時1.30%を下回る場面もみられた。中国の不動産大手、恒大集団が経営破綻の瀬戸際に追い込まれており、市場ではデフォルトへの懸念を強めている。きょうは他の中国企業のドル建て債券の価格も急落しており、中国企業への信用不安、そして、中国経済への不透明感を市場は益々強めた模様。
リスク回避の雰囲気が市場全体に広がる中で、債券市場は逃避買いが活発化し、利回りを押し下げている。
10年債は一時1.29%台、30年債も一時1.83%台まで低下。
2-10年債の利回り格差は+109(前営業日+113)にフラット化。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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